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2023.04.24
データ利活用ファンマーケティングにおけるデータ利活用とは?
DX(デジタル・トランスフォーメーション)が進む近年、「データ利活用」のニーズが高まっています。ここでは、データ利活用についての概要をご紹介します。

データ利活用の概要
データ利活用とは、収集・蓄積したデータを加工・分析し、ビジネス課題を解決することを指します。多くの企業ではデータの収集・蓄積を行っていますが、それを利活用(利益になるようにデータを用いて活かす)は促進されていないように見受けられます。
課題や目的に応じてデータを収集・蓄積し、加工・分析することで、より多くのビジネスチャンスを生み出すことにつながります。
データ活用の目的を明確にする
データを活用する際には、解決すべき課題や目的を意識することが重要です。
「このデータが何らかの形で役立ちそうだ」といった曖昧な理由でデータを収集するのではなく、具体的な活用シーンを想定してデータ取得の設計を行いましょう。そうすることで、データ活用の成功確率が高まります。
「データを収集したものの思ったように利活用できなかった。」「分析は行ったにもかかわらず施策につなげることが難しい。」といった状況を避けるために、課題に対する仮説を複数立ててデータ取得を行うことが大切です。
例えば、CRMで個別会員の購入額アップを目指す場合、購入額が多い会員、逆に購入額が少ない顧客の特徴に関する仮説を考えそれらのデータ取得を行います。とはいえ、100%仮説が当たる場合ばかりではないため、購入額の大小に関連する仮説を複数考えデータの取得をすると要員の特定の確率が高まります。なんとなくデータを取得するのではなく、仮説を持ったデータ分析からその後の具体的な施策へとつなげることを考えていきましょう。
既存のデータだけでも分析可能なことがあります
データ取得について説明してきましたが、データ収集を行わずとも既存のデータを活用して効果を上げることができることがあります。まずは、新たなデータを取得する前に、すでに手元にあるデータを最大限に活用することを検討してください。
データの相談室で過去にご支援した事例では、データ利活用のためにデータを取得した事例は少なく、既存のデータを活用してマーケティングや各種施策につなげることが多いです。
例えば、社内で売上管理や請求書発行のために導入されているERPパッケージがある場合、そのデータ分析することでマーケティング戦略や営業戦略に役立てることができます。
さらに、顧客管理用のデータも活用価値があります。顧客の情報が理解できていない場合では、住所、性別、年齢などの基本的な属性情報が把握できるだけでも有用です。加えて、購入商品や契約商品別に性別、年齢、居住地域のデータを分析することで、さまざまな傾向が見つかるかもしれません。このように、既存のデータを上手く活用することで、効果的なマーケティング戦略を立てることが可能です。
まとめ
「データの利活用をしたいけどなにから手を付けていいかわからない。」といった状況では、闇雲にデータを取得することを始めずに、既存のデータを活用して現状のビジネスに役立つ勝つ方法を考えスモールスタートをしてもよいのではないでしょうか。
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